JAグループでは、平成15年10月10日開催の第23回JA全国大会において、平成16〜18年度の3ヶ年で取り組むべき重点実施事項等を決議しました。同大会決議案の中で、農業金融については、「相談機能の強化、資金メニューの多様化等による担い手に対する金融面からの育成・支援の強化」と「経営不振債務者対策の促進、自己査定の精度向上および不良債権の処理促進等による資産の健全性確保」を決議しました。
JAバンクでは、同大会決議を受けて、同期間を対象とする「JAバンク中期戦略」を策定、実践することとしています。
一方、国においては、平成15年3月28日に「リレーションシップバンキングの機能強化に関するアクションプログラム」を公表し、中小・地域金融機関による中小企業金融の再生に向けた取組み等を内容とする機能強化計画の策定・実行を推し進めているところです。
JAバンクでは、これらの動向を踏まえ、平成15年度下期から16年度を前倒し取組期間とする「JAバンク機能強化計画」(平成16〜18年度)を自主的に策定することといたしました。
その主な取組事項は以下のとおりです。
農業法人や一定規模以上の認定農業者など、中核的担い手のニーズに的確に対応するため、JAバンク全体として、融資・相談機能の一層の整備・強化を進めます。
県内農業法人等に対する融資方針等を策定し、JA単独対応が困難な大・中規模農業法人等に対しては、信連・農林中金が直接融資を行っていく体制を整備します。(16年度以降実施)
JAバンク全国本部において、農業者の資金ニーズに応え得る資金メニューの整備を行います。
負債整理関係資金(農業経営負担軽減支援資金、農林公庫資金)の基本要綱に定める取扱手続きのもと、行政を含めた関係機関と十分連携し、経営改善計画をベースとした資金対応をしつつ農業者の経営改善化を図ります。(継続実施)
また、県域を主体に、県内の経営不振層の実態把握を行うとともに、営農指導・経済事業と連携した、再生支援策の策定およびそのフォローアップを行うしくみを構築します。(16年度以降実施)
金融検査マニュアルの見直しを踏まえた自己査定要領(例)、償却・引当基準の見直しを行います。
また、金融再生法開示債権の保全状況の開示について、金融再生法基準を盛り込んだ自己査定手続きの改正を行い、平成16年3月決算期から開示を実施するよう取組みます。
半期開示について、JAバンクとして開示例を作成し、平成16年上期から開示を実施するよう取組みます。
また、地域貢献情報の開示についてもJAバンクとしての開示例を15年度中に作成し、平成15年度のディスクロージャー誌で開示を実施するよう取組みます。
平成15年12月26日